会社を辞めて海外に来た5つの理由
はじめまして。
私について紹介します。
私は2000年にカナダ・バンクーバーに来て以来、語学留学やワーホリを経て、現在はバンクーバーで永住権を得て、会社を経営して毎日楽しく暮らしています。
最初は英語が全くできずに飛び込んだ外国生活がスタートし、まずは英語の習得もゼロからのスタートでした。
日本では英語とは全く関係ないことを学び、就職し、建築業界で活躍させていただき、2級建築士の資格をちょっと頑張って社会人のうちに取得して退社しました。
大学でも英文科、国際関係の勉強みたいなことは全く勉強してなくて、私が打ち込んだのはアート。美大に進学して空間デザイン、彫刻、インテリアデザイン、油絵などなど興味のあることに没頭しながら、画材のお金を稼ぐために掛け持ちでバイトをしていました。
でも・・頭の何処かで常に 「英語を話せるようになりたい」・「英語を話したい」という気持ちが強くありました。
社会人生活、会社では建築基準法関係の仕事をさせていただき、楽しい同僚と一緒に仕事のチャレンジを楽しみつつ、帰りには気のおけない同僚や先輩たちと飲みに出かけたりと、めちゃくちゃ充実した生活でしたね。正直なところ、会社は辞めたくありませんでした。(笑)
きっかけは決して突然の思いつきではなかった。
毎日を大変だと言いながらそれなりに楽しんでいた社会人の私が・・・会社をやめたくなかった私が・・なぜ社会人を辞めて海外に来ることを決断したか・・?きっかけは決して突然の思いつきではないのです。
最初のきっかけは世界12カ国を巡る旅をしたことでした。
美大生の頃、本物のアート(芸術)を自分の目で見たいと思い、”美大生の為の1ヶ月のアート周りの旅”みたいなものにバイト代を貯めて参加したんですね。
12カ国くらいを1ヶ月かけて芸大の先生が一名同行していろいろな美大から美大生たちが15名位一緒に世界を周りました。エジプト、オーストリア、イタリア、フランス、ギリシャ、ドイツ、スペイン、チェコリパブリック、などなど。
その旅で、心からこんな熱い気持ちが湧いてきました。
”現地の人と話してみたい” ”英語を話したい!”
スペインの建築士の作品を見たときに、作品自体も素晴らしいけれど、その土地の匂いや空気、分野と人々、それらすべてが同時に存在してこそ、アートの本当の素晴らしさが理解が出来るんだと感じました。
そのように感じてから、現地の人と触れてみたくて、話してみたくて、そんな気持ちで心がうずうずうずうず・・。エジプトでも同じ気持ちでいっぱいでしたが、それができない。
「いつか話せるようになれたらいいな・・。」
その時は「夢」のままでしたが、帰国してから数年経っても、私の中に起こったうずうずした感じは不思議と止まりませんでした。
「夢」を「現実」にできた5つの理由はこれです。↓
会社をやめて海外に来た5つの理由。
- お金よりも時間が大切
- 永遠に続くループの人生からの脱出
- スタートに遅すぎることは決してない。(思い立ったが吉日)
- とにかく英語が話したい!
- 自分を好きな自分でありたい
1.お金よりも時間が大切。
まず「仕事を辞める」と考えた先に頭に浮かぶのはコレ。
「安定した収入がなくなるのが怖い」
コレは誰でも同じですね。私も同じでした。定期的に入ってくる収入を自ら断って無職になるなんてありえない。
この問題がやはり一番最初にぶち当たった壁でした。この不安な気持ちは「会社をやめる」という選択を頭の中から取り消すには十分でした。
そしてそのまま数年が立ちました。でもやっぱり ”収入を失う恐怖はいつまで経っても変わることはない”という事実も頭に残ったままでした。
どうしたもんだろう・・?
時間ばかり経って、自分の現実は変わらない。時間が経つ速さ、反面に何も変わっていない自分の生活(同じ毎日を過ごしながら夢をいだき続ける自分)に分かってはいたことだけれど愕然としました。
そんな時ふとこう思ったんです。
”時間は二度と戻ってはこない!” ”今の時間は今しかない!”
”お金なんて、職を選ばなければいつでも稼ぐことが出来るんじゃないか?”
という2つの考えが同時に一気に押し寄せてきたんです。そこで、出た結果がこれです。
「お金よりも時間のほうが大事で貴重」
悩んで迷うことに何年も時間を費やして、時間を無駄にした私がたどり着いた答えが皮肉なことにお金よりも時間のほうが大切という答えでした(笑)
2.永遠に続くループ人生からの脱出
やりたいことが見つかった時するべきことは一つ、「行動する」。
時間は何も解決することはない。待っていても何も変わらない。行動しなきゃ・・でも、やっぱり勇気もいるし、めんどくさい。
そうなんですよね~、こういう気持ち誰だってありますよね。行動しなくても、行動しても、それは自由だからどっちでもいいんですよね正直。
が・・、もし本当に何かしたいなーとか、自分を変えたいなーとか、何かある人は ”行動しなきゃ損するよ”ってこと。
行動しなきゃ、あっちの世界の景色は見えないから、だからめんどくさくても、億劫でも行動する価値は必ずあるんだって信じてみたんです。
このように思えるようになったのは、会社員だった頃、2級建築士の資格を勉強した時の経験があったからなんだと思います。
建築の専攻の大学の人に混ざって美大出身の私が、右も左もわからないままゼロから勉強して合格できたこと。
全く分からなくて泣きながら覚えて仕事をしながら週末に専門学校に通い、もう無理!って何回も思いながら頑張って見えた世界があったから。
英語もそうだし、他のことでも例えゼロからのスタートでも行動すれば、やり続ければ、いつか達成できるんだって思えるようになったんですね。
3.スタートに遅すぎることは決してない。
「もっと若かったら・・」 「もう遅いんじゃない?」とても邪魔な言葉たち。
たしかに、もっと前に出来ていれば良かったと思うことは山積みだし、考えだしたらあとを尽きないくらいあります。
でも、そういってもっと後ろ伸ばしにしていたら、ずっとずっと行動も先になるし、いや・・もう腰を動かすことはないのかもしれない。
だから、思いたった今やればいい。
”Late is better than never.” 英語でよく表現される言葉があります。
はい、そのとおり!Never(ずっとやらないより)Late(遅い)ほうがずっといいんですよね。気を抜くとすぐに怠けたくなる私ですから、今でも毎日のように自分に言い聞かせる言葉です。
何事も遅いなんて思わずに、現実に動いてスタートするのが成功するコツなんだって声を大にして発信したいと思っています。
4.とにかく英語が話したい!
「英語が話せるようになりたい!」「世界の人と繋がりたい!」
熱くて強い想いはかなり大切なコア(中心核/Core)。
私の場合は、英語を使った仕事をすることや、進学することや、スコアを取るためのものではなくて、単に ”英語を話せるようになりたかった。” が正直本当のところです。
世界中の人と繋がりたくて、世界中に友達を作りたい!この原動力が英語力ゼロの私の背中を押し続けてくれた原動力。
自分自身の強く願う気持ちが一番の自身の応援団であり、理解者となって今でも自分を支え続けています。
5.自分を好きな自分でありたい
周りの人の考えや評価が気になり、長いものに巻かれて生きたほうが無難で一般的な日本社会が日本にいたときの時代の流れでした。周りに合わせてなんぼの世界。こんな社会に縛られていて、自分が好きなのか、大切にできているのかすらわからなかったです。
自分の意見が違っても、周りの評価という流れの渦にぐるぐるとひたすら流されていました。
「自分の言葉に耳を傾けて、正しいと思うことをする。」
それだけのことができているのか?まぁ、自分自身を全く把握できて無かったですね。
そんな私は、自分を見つめ直したかったし、ずーっと英語へ対する憧れをそのまま無かったことのように自分の気持ちをごまかして生きていくのに抵抗がありました。
世界に一人で飛び込んでいく。たいした勇気もなく、人一倍臆病な私がそんな環境に耐えられるのか、やっていけるのかも不安だったし、恐怖でした。
でも、”自分に正直に生きる”
その為に、このときの私はずーっと何年も心に秘めていた海外や英語に対する気持ちを直視して受け止めてあげること、つまり”海外に行くこと” で自分の気持ちを大切に出来るのではないかと感じました。
実際に海外に来た当初は不安な気持ちが一杯で、心細さと恐怖という荒波が待っていました。当時はSNSもない時代でしたから、英語ゼロの私には信じられないくらいの大恐怖ですよね(笑)よくやってこれました(笑)
恐怖の中で出来た仲間や友達、新しい出会いは想像を遥かに超えて素晴らしい世界でした。
心細い孤独な時間は自分を見つめ直すのに十分すぎる時間で、ハードでしたね。見たくない部分も丸裸にされるくらいな感覚で直視させられますから(笑)。あー、私ってこんななんだなと思い知らされました。
結果、自分とうまく付き合うには、自分の醜い部分や嫌な部分も把握してすべてを受け入れて肯定する。自分まるごとを把握して嫌な部分を上手くコントロールしながら生きるというスタイル。無理なく優しく、すぅーっと自然な感覚で「自分を好きな自分」になれました。
(今までは、「違う、こんなんじゃない」って否定してたのですが、自分は自分でしかないのでそれは自分を否定することでしかない行為でしたね。)
新しい出会いではコミュニケーションの大切さを学びました。言葉が通じないからこそ、何回も何十回、いや何百回もコミュニケーションを取らなくてはいけない。
言葉が通じない分その何百倍もコミュニケーションを取らなきゃいけないという事はわかりますが、言葉が不自由なのに話す必要性が倍以上という矛盾には笑っちゃいまね。
おかげで、自分を知ってもらえるまで、自分を理解してもらえるまで諦めないで話しました。
こんな感じで嫌というくらい自分と向かい合って、求めていた”自分が好きな自分”になることができたわけです。
そして海外(ここ)での自分の場所を見つけることができ、今では周りの人を大切にを念頭に生きています。
以上が私が社会人を辞める事が出来た理由や、私が考えてきたことや、エネルギー源です。
今何かに挑戦してみたいと思っている方や、悩まれている方、今がチャンスです。そんな方たちの背中を押せる事ができたら光栄です♪
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